Q&A

Q.漢方薬の種類は?服薬方法は?
A.漢方薬の種類には様々なものがあります。よく使われるもののみご紹介します。

煎じ薬……生薬を煎じてその煎じ液を服用するものです。
エキス剤…生薬の有効成分を抽出して濃縮し、賦形剤を添加して作ったもの。顆粒、細粒など大きさはメーカーにより様々。
丸 剤……生薬を細かくつぶしてハチミツなどで丸く粒状にしたもの。他にエキス剤を作る様に成分を抽出した後、賦形剤を添加して丸く生成したものもあります。
錠 剤……錠剤にする際、糖衣錠にして苦みを感じなくさせることも出来たりします。
膏 剤……外用として使用する軟膏の他に服用する膏剤もあります。どろっとしたペースト状なのが特徴です。

服用方法は、薬によって違います。どれくらいの間隔で服用するかはご相談になった漢方家にご確認ください。
一般的には食前、食間の空腹時に飲むと良いでしょう。
エキス剤を服用するときに、吐き気などがないようでしたら、出来ればポットのお湯で構いませんので、100cc以上のお湯で溶いてから服用するようにしてください。
インスタントコーヒーを飲む時、お湯とコーヒーを別々に口に含んで飲み込んでも、コーヒーを飲んだ気にはなりませんよね?それと同じだと思っていただけると良いかと思います。

Q.漢方薬には副作用はないのですか?
A.多分一番有名な漢方薬、葛根湯を例にとってみると葛根湯は葛根(かっこん)、麻黄(まおう)、桂枝(けいし)、芍薬(しゃくやく)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう)の7つの生薬から出来上がっています。
葛根はくず、桂枝はニッキ(シナモン)、生姜はショウガ、大棗はナツメ、甘草は食品にも利用される甘味料です。
つまり大部分は私たちがよく口にしている食品の中に入ってるもので、数千年にわたって安全性が確認されています。
しかし漢方薬も医薬品です。強い作用を持っている生薬を含んだ処方もあります。
それゆえ、どういう人に使用すれば効果があって、どういう人に使用すると悪い作用を及ぼすか、研究もされています。
その研究の成果のひとつがやくつい
薬対と言われるものです。
例えば
小柴胡湯(しょうさいことう)の中には半夏(はんげ)と言う生薬が入っています。
半夏には強いえぐみがあり、半夏単独で服用するとこの強いえぐみが気持ち悪さを引き起こしやすいですが、同じく小柴胡湯の中に入ってる生姜がこの半夏のえぐみを押さえてくれる働きをします。
このように処方の中で上手くお互いの薬効を高めあったり、副作用を減弱させる内容になっている薬がたくさんあるのです。
一般に漢方薬の副作用としてマスコミから報道されているものは
漢方薬の副作用ではなく適応の謝りによるものです。不適当な漢方薬を飲むということは身体にあったことをしていないのですから症状が悪化することもありえます。

Q.どうして同じ病名なのに違う薬なのですか?
A.例えば頭痛にしても「風邪の頭痛」もあれば、「イライラすると頭痛がする」人もいます。「疲れてくると頭痛がする」「天気の悪い日に頭痛がする」など頭痛が急性なのか、慢性だったらいつおこりやすいのかなども違います。
原因が違うのでその原因を取り除くのに違う処方となる訳です。
いつからなのか、どういう苦痛なのか、いつ悪化しやすいのか、などになるべく症状について詳細にあった方が自分にあった漢方薬に飲むことが出来ます。

Q.妊娠中の服用はどうしたら良いですか?
A.妊娠中にも、つわり、むくみなど妊娠中独特の症状がたくさんあります。当然それにあわせた漢方薬もあります。これらは症状を楽にすると同時に母胎と胎児を安全に生育します。
漢方全体から言えば、下剤や、強い発汗剤など、使用に注意が必要なものもありますが、当然専門家であれば、心得ている筈ですので、妊娠中に漢方薬を服用する場合には漢方の専門家にご相談ください。

Q.子供に漢方薬は苦くて飲みにくいのでは?
A.漢方薬=苦いと言うイメージがありますが、必ずしもそうではありません。例えば小建中湯という処方は麦芽の飴が入っていてとても甘く飲みやすい薬です。
また、苦くても身体にあっている処方は苦みでスッキリするなどとおっしゃる患者さんも多いのが現実です。
お子さんが飲みたがらない理由の一つに親御さんの一生懸命さと言う皮肉なこともあります。お母様が眉間にシワをよせて「飲みなさい!」と怒ったように言うことでお子さんはどんな怖いものを飲まされるのかと恐怖感が先に立って拒否すると言うパターンです。
こういった場合にはお母様と一緒にお茶を飲む感覚で飲ませてみてください。お菓子を与えるような気軽な態度がかえってきちんと服用してくれることになることも多いのです。

Q.漢方薬で痩せることが出来ますか?
A.結論から言えば可能です。
しかし漢方の「肥満」の定義は「本人が辛い」と感じている
身体的苦痛があるかどうかです。
太っていることで頭痛がしやすい、眩暈、動悸がする、などと言った何らかの症状をお持ちであれば、そういった症状をおこしている原因を取り除くことで結果的に痩せた、と言うことになるのです。
ですから、漢方では例えばお相撲さんのように太っていらしても、本人が今の体重より軽いと体力が続かない、風邪をひきやすくなる、など苦痛を伴うようでしたらその方には現体重がベストと言うことになります。
今流行のかなり細めの身体になるために…という処方は存在しません。もしくはそうできる処方があったとしてもお勧めは致しません。身体に無理をかけることで結果的に健康でなくなってしまう可能性が高いからです。

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